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2024.09.02 借金・債務整理

過払い金

過払い金

過払い金とは

貸金業者などへの返済時に、払いすぎた利息(上限金利15~20%を超える利息)のことです。長い間、高い金利で支払いを続けていると、過払い金があるため、まだ借金がある方は借金が減額できたり完済することができ、すでに借金が終わっている方はお金が戻ってくることがあります。

過払い金が発生しているかどうか知る方法はありますか?

過払い金が発生しているかどうかは、貸金業者から取引履歴を取り寄せて、利息制限法で引き直し計算をしてみなければ、正確に知ることはできません。一般的には6年以上の取引があれば過払い金が発生している可能性があります。

契約書をなくしましたが、過払い金を請求できますか?

請求できます。貸金業者は、全取引履歴を開示する法的義務があるため、契約書をなくしても、消費者金融やクレジットカード会社等の名前が分かれば、取引履歴を取り寄せ、過払い金請求できます。

過払い金の時効とは

過払い金が発生していたことが分かっても、時効を迎えると請求ができなくなってしまいます。過払い金の時効が成立するのは、下記2つの条件です。「借金を完済してから10年」「過払い金を請求できる権利があると知ってから5年」

過払い金に利息は発生しますか?

過払い金にも利息は発生します。過払い金の利息の起算日は、過払い金が発生した当日です。

過払い金の利息は5%(民法404条)が付加されることにはほぼ争いがありません。貸金業者に過払い金を請求する際に利息も請求しておけば、和解をする時に利息を免除する代わりに過払い金は全額支払ってもらうといった交渉をすることもありますので、過払い金を請求する際は利息も合わせて請求した方が良いと言えます。

一度完済した後、同じ業者と取引を再開しました。完済前の取引も過払い金請求の対象になりますか?

過払い金請求を計算する際は、原則として完済前の取引も含めたすべての取引が対象になります。ただし、完済から再契約までの間が長期間経過してしまっている場合、消滅時効により、例外的に完済前の取引が対象とならない場合もあります。