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Categoryアダルトビデオをトレントでダウンロードしたら開示請求が来た!逮捕される?
軽い気持ちでアダルト動画(AV)をダウンロードしてしまった方は多くおられます。半田みなと法律事務所では、『トレントというファイル共有ソフトを使用して、アダルト動画をダウンロードしてしまった』『発信者情報開示請求が届いた』など、複数のご相談をいただいております。
発信者情報開示請求が届いた場合、『家族にバレてしまうのでは』『逮捕されてしまうのかも』と不安になられる方は少なくありません。自己判断で不誠実な対応をしてしまうと、状況がこじれる可能性もあります。ご自身で相手方と示談交渉することはできますが、ダウンロードした本数が多く、トレントを利用している場合は、損害賠償請求額が高額になりやすいため、慎重な対応が求められます。
今回は、アダルト動画(AV)をダウンロードした場合のリスクや対応方法、当事務所での解決事例などについてご説明させていただきます。不安なことがございましたら、是非お早めにご相談ください。あなたに寄り添い、迅速な対応をいたします。
【目次】
アダルトビデオをトレントでダウンロードすると逮捕される?
逮捕されるリスクがあります。トレントというファイル共有ソフトを利用して、アダルト動画(AV)を違法ダウンロードして告訴されると、刑事事件として裁かれます。有罪となったときの罰則は、懲役10年以下または罰金1000万円以下、もしくはその両方となります。逮捕に至らない場合でも、強制捜索(ガサ入れ)や起訴の対象となったり、略式起訴となり前科が付いたりする可能性があります。
トレントを使用したアダルトビデオのダウンロードが違法となる理由は、ダウンロードと同時に当該アダルトビデオをアップロードしたことになり、著作権法違反となるからです。違法アップロードは、違法ダウンロードよりもさらに罪が重く、著作権者や警察も違法アップロードの摘発に力を入れているようです。
アダルト動画(AV)の違法ダウンロードに該当する行為とは?
具体的にアダルト動画(AV)の違法ダウンロードに該当するのは、以下の内容が挙げられます。
- 有料のアダルト動画を、支払いをせずに無料でダウンロードする
- 違法動画サイトからダウンロードする
- トレントなどファイル共有ソフトを使用してダウンロードする
- ダウンロードしたアダルト動画をインターネット上にアップロードする
有料のアダルト動画とは、カリビアンコムやFANZAなどのサイトが扱う作品のことです。これらの有料アダルト動画をファイル共有ソフトやフリーソフトなどを使って、HDやMP4でダウンロードする行為は、犯罪に該当します。また、アダルト動画制作会社の許可を得ず無断でアップロードしてるサイトは、すべて違法サイトとなります。違法動画サイトからのダウンロードもすべて違法です。
違法と知らずにトレントを利用してダウンロードしてしまったというご相談が非常に増えています。有限会社プレステージ、株式会社クイーンズロード、株式会社ケイ・エム・プロデュースなどのアダルトビデオの製作会社が発信者情報開示請求をし、意見照会書がご本人の手元に届いたことで、違法なアップロードをしたと認識するという方が多いです。
トレントを利用してアダルト動画を違法ダウンロードしてしまい、「発信者情報開示請求」が届いたら、すぐに弁護士への相談をおすすめいたします。発信者情報開示請求が届くということは、アダルト動画の違法ダウンロードの証拠が押さえられていると考えられるからです。
トレントの開示請求は複数社から来る場合も!解決のポイント
トレントの開示請求に関するトラブルの特徴として、複数のアダルトビデオ製作会社やその他の著作権者から損害賠償請求が来るケースも多く見られます。
トレントを利用するといくつもの作品をダウンロードすることができるため、1つの作品をダウンロードすることに成功したユーザーは、その後も興味のある動画や音楽などを多数ダウンロードしていることがほとんどです。中には、すでにキャッシュデータなどを削除しており、自分が何をダウンロードしたのか分からなくなっていることも少なくありません。そのような場合は、それぞれの作品が持つ著作権を無数に侵害してしまっている可能性があります。
著作権者は、著作権が侵害されていることを発見した順番に発信者の情報開示請求を行います。特に最近では、さまざまなアダルトビデオ製作会社が一斉に開示請求を出す傾向が見られます。当法律事務所で実際にあったケースでも、はじめは1社からの開示請求について依頼をいただきましたが、示談交渉中に他の会社からも開示請求書が届きました。ご本人様は、まさか2社から請求が来るとは思っていなかったそうですが、複数の製作会社から次々と開示請求を受けるケースは非常に多いです。
このような場合、1社と特定の作品について示談交渉が成立しただけでは解決にはなりません。同じ著作権者の他の作品や、他の著作権者の作品をダウンロードした覚えがある場合は、また情報開示請求が来るのではないか、いつまでも損害賠償請求が終わらないのではないかと不安になってしまうでしょう。現行の法律では、ユーザーが行ったすべての著作権侵害について免責できる方法はありません。これがトレントの開示請求問題の難点となっています。
複数の会社からの開示請求が想定される場合にどのように対処すべきかは、トレントの開示請求について経験豊富な弁護士に相談するのが最も良い方法でしょう。弁護士を付けずに示談交渉をすると、その後著作権侵害が新たに発覚した場合には別途協議をするなど、不利な条件を突きつけられることもあります。弁護士を付けることで、どのように対処すべきかケースごとに検討し、すべてのアップロード行為について解決を図ることができます。例えば、示談書には「清算条項」と言って、示談の対象となったトラブルに対して追加で請求を行わないという条件を設けることができます。このような方法も含めて、双方にメリットのある示談をするためにも、弁護士を介入させることが重要です。
トレントの開示請求を無視することはできる?
アダルトビデオの製作会社から情報開示請求を受けた場合は、不利にならないためにも早急に弁護士に相談しましょう。万が一、意見照会書に回答せず無視し続けた場合には、以下のようなトラブルに発展する場合があります。
- 発信者情報開示請求訴訟を提起される
- 契約しているプロバイダから氏名や住所などの情報が権利者側に提供される
- 損害賠償請求や刑事告訴をされる
- 給与の差し押さえなど強制執行を受ける
トレントで違法ダウンロード・アップロードをしてしまった覚えがある場合は、弁護士を通したアダルトビデオ製作会社との示談を検討してください。
トレントの開示請求を受け、当法律事務所で解決した事例
半田みなと法律事務所には、全国から多くのトレント開示請求についてのご相談をいただき、数々の解決実績があります。その中でも代表的な解決事例をご紹介いたします。
トレントでアダルトビデオを何本かダウンロードしていたAさん(会社員・40代)のもとに、加入しているプロバイダから「発信者情報開示に関する意見照会書」が届きました。アダルトビデオの製作会社の代理人弁護士が、アダルトビデオを違法にアップロードしている人がいるので、発信者の氏名や住所を開示してほしいという申立を行い、その申立についての意見照会が届いたのです。違法にアップロードされたアダルトビデオのタイトルが書いてあり、確かに、Aさんはそのアダルト動画をダウンロードしたことがありました。
半田みなと法律事務所にご相談いただき、発信者情報開示については同意した上で、代理人として、アダルトビデオ製作会社の代理人と示談交渉をしました。Aさんは何本ダウンロードとアップロードしたかわからなかったため、包括的な和解として、77万円の示談金をアダルトビデオ製作会社に支払うことで和解し、刑事告訴はされずに済みました。
Aさんは、トレントを利用してダウンロードすることで同時にアップロードになることはなんとなくわかっていましたが、大丈夫だと思っていました。しかし、意見照会書が届いて違法行為の重大さに気付き、前科が付くのではないか、損害賠償請求がいつまでも続くのではないかと不安な気持ちでした。弁護士に依頼することでスムーズに示談が成立し、今後その会社からは損害賠償請求を行わないという清算条項も付けることができ、ご安心いただくことができました。半田みなと法律事務所では、ご依頼から示談まで約5日とスピード解決ができる点や、他ではない費用の安さなどでご好評いただいております。
さらに詳しい経緯や示談条件などについては、こちらの記事もご覧ください。
【解決事例】トレント開示請求で前科回避!示談に向けた対応方法を解説
アダルトビデオ(AV)のトレント開示請求の弁護士費用は?弁護士に相談するメリット
半田みなと法律事務所では、少しでもお力になれればと、他ではない弁護士費用の安さで全国からご依頼をいただいております。
- トレント関係のご相談は初回30~60分無料
- 着手金11万円(税込)※より多くの方のお力になれればと価格改定いたしました。
- 報酬は示談で解決した際に、1社目22万円、2社目11万円、3社目以降は1社あたり7.7万円(税込)
- 知多半島、名古屋市、愛知県以外の都道府県のご相談もお受けしております。
弁護士に依頼すると、費用はかかりますが、交渉や窓口を弁護士にすることができ、あなたの精神的なストレスを減らすことができます。弁護士が最後まで手続きを行いますので、ご安心ください。無事に示談することができれば、違法行為は家族や職場に知られることはありません。(示談は当事者同士の話し合いで成立するため、著作権者によっては、示談に応じてもらえないこともあります。)
迅速に解決するためには、まずは法律のプロである弁護士にご相談ください。遠方のため事務所まで足を運べない方でも、お電話やzoom相談にて対応しておりますので、弁護士法人半田みなと法律事務所にぜひ一度ご連絡いただければと思います。お急ぎの方は、その旨をお伝えください。弁護士より折り返しご連絡いたします。
ご相談いただいた方々の多くが不安を解消し、安心して次の一歩を踏み出されています。不安な点を一緒に整理しながら、どう進めるべきかを見つけていきましょう。