解決事例
SolutionCase
離婚
【暴力に耐える日々】に終止符を。第三者が入ることで、憎しみあうことなく決着させた離婚調停の記録
愛知県東海市にお住まいAさん
夫婦喧嘩の末に夫から暴力を振るわれ、身一つで家を飛び出したAさん。着の身着のまま避難したものの、今後の生活や自宅に残した荷物のことが不安でたまらず、震える声で半田みなと法律事務所へ相談にいらっしゃいました。
「夫と顔を合わせるのが怖い、でも荷物を取りに戻らなければならない」という極限状態にあるAさんの安全を確保するため、直ちに弁護士が介入しました。
弁護士は即座に窓口となり、夫に対して「今後の連絡はすべて弁護士を通すこと」を厳命。Aさんの身の安全を第一に、夫と接触させない形での荷物回収を代行しました。まずは生活必需品を確保し、後日、夫の外出中に事務員立ち会いのもとで大型の荷物もすべて運び出しました。
離婚条件の交渉では、無職で転居資金がないと主張する夫に対し、泥沼の争いを避けるための「戦略的解決金」を提示。夫の自立を支援する形で早期退去と離婚同意を引き出す提案を行いました。
この迅速なアプローチにより、離婚調停は第1回目の期日でスピード成立。「離婚の成立」「解決金の支払いによる早期退去」「今後一切の接触・口外禁止」という条件で合意に至りました。
当事者間では激しい感情のぶつかり合いを繰り返してきましたが、第三者である弁護士が「言葉のフィルター」となり介入したことで、過度な憎しみを残すことなく、それぞれが新しい人生のスタートを切ることができました。
DV事案においては、当事者同士での話し合いは暴力のエスカレートを招く危険があり、極めて困難です。
荷物の回収や離婚交渉を弁護士に任せることは、身の安全を守るだけでなく、精神的な支配から脱し、建設的な解決へと進むための最も有効な手段となります。一人で耐え忍ぶのではなく、まずは安全な場所から専門家へ助けを求めてください。
愛知県弁護士会所属 弁護士 中島 康雄